空(そら)を茜(あかね)に染め出し(そめだし)た夕方(ゆうがた)5時半(じはん)の帰り道(かえりみち)ねえ、僕(ぼく)はどこへ向かえ(むかえ)ばいい?黒い(くろい)コンクリートの柱(はしら)が綺麗(きれい)に並ん(ならん)だみちしるべ今(いま)、不確か(ふたしか)な未来(みらい)へ歩い(あるい)てゆく懐かしい(なつかしい)記憶(きおく)も最高(さいこう)で退屈(たいくつ)だった日々(ひび)もそこにはいつも君(きみ)がいたから君(きみ)がいない今(いま)を生きれ(いきれ)ないんだよオレンジの教室(きょうしつ)に浮かぶ(うかぶ)君(きみ)の姿(すがた)が何(なに)かを探し(さがし)て空(そら)を見る(みる)窓際(まどぎわ)の君(きみ)がふざけて歩く(あるく)帰り道(かえりみち)のあの笑顔(えがお)がまだ 僕(ぼく)を苦しめる(くるしめる)んだゆっくりと二人(ふたり)手(て)を繋い(つない)で歩い(あるい)た帰り道(かえりみち)少し(すこし)足(あし)をつまずきながら話す(はなす)言葉(ことば)にもつまずきながら明日(あした)も晴れ(はれ)ればいいねなんてそんな事(こと)はどうでもよくっていつまでもこの幸せ(しあわせ)が続く(つづく)ように祈(いの)ってた流れ(ながれ)てく時間(じかん)とすれ違(すれちが)ってく人込み(ひとごみ)の中(なか)でどんな優しさ(やさしさ)に巡り会(めぐりあ)っても君(きみ)以上(いじょう)なんてありえないんだろうどれだけ素敵(すてき)な言葉(ことば)で歌(うた)ってもきっと君(きみ)だけにはその一つ(ひとつ)さえ届か(とどか)ないんだろうどれだけ君(きみ)を思(おも)っても求め(もとめ)たとしても遠ざかる(とおざかる)だけなんだろうあと少し(すこし)僕(ぼく)が君(きみ)を大切(たいせつ)に想え(おもえ)たらあと少し(すこし)僕ら(ぼくら)互い(たがい)を分かり合え(わかりあえ)たならなんて諦め(あきらめ)なきゃって理由(りゆう)はたくさんあるけど好き(すき)だって一つ(ひとつ)のキモチには勝て(かて)ないんだオレンジの教室(きょうしつ)に浮かぶ(うかぶ)君(きみ)の姿(すがた)が何(なみ)かを探し(さがし)て空(そら)を見る(みる)窓際(まどぎわ)の君(きみ)がふざけて歩く(あるく)帰り道(かえりみち)のあの笑顔(えがお)がまだ 僕(ぼく)を苦しめる(くるしめる)んだ