今、横切った 影絵めいた猫はデジャヴのジャメヴ 薄膜の向こうあなたが見る 漠たる夢私の視た星、レイテンシメフィストフェレスの甘い誘感が 好寄心に囁くの「見えないものを見せてあげよう、お前の魂と引き換えに」いくつかの次元で 違う空が輝いて曖昧な境に 確約はないのに“ありもしない幻想”に 近づけば近づいていくほどに“ないはずない現象”に向き合わされるのはどうして?私たちの知覚で きくことのできない向こう側に神話もお伽の国も 変わらず息づいているからファウストが残した目玉があなたは知っているでしょうそれぞれ、与えられた土の上許された領域を生きる今、横切った墨色の猫は 神隠しの前触れで壁を抜けて消えていった 瞬きのたびに変わるヴィジョン“ありもしない幻想”に 近づけば近づいていくほどに“ないはずない現象”に向き合わされるのはどうして?私たちの知覚で きくことのできない向こう側に神話もお伽の国も 変わらず息づいているからメフィストフェレスの冷たい声が 眠れない脳に響くの「幻想はすべて現実、それを知るは狂人の夢」お伽話は今も続いてる 神々は蠢いてる光、ここに届く頃に死んだ、星たちのレイテンシ...