人が紡ぎ上げた欠片達を窓の外から眺め続けたドアを作る事も出来なかったそれは幼い僕のプライド『隠し事をしてました 傷つくのが嫌でした』やっと築いた僕だけのお城は余りに空虚で満ちていましたある日現れたあなたは僕が望む全てを持ってた僕が積み上げたレンガを容易く飛び越え触って気付いた「悲しいくらい冷たいね ずっと寂しかったんだね」怯えて 離れて 飾って 測って焦って 乱れて 貶して 逃げだした!人が紡ぎ上げた欠片達が折り重なるのを羨んでいた孤独に作り上げた僕の城ドアを閉ざした僕のプライド『隠し事をしてました 失うのが嫌でした』やっと現れたお城の住人初めての愛に戸惑いました「同情なんかはよしてよ お前にわかってたまるかよ」握って 齧って 零して 暴れてそれでもあなたは拾って掴んでた!行き交う群衆の愛を見つめ一番大切を避け続けた孤独に慣れ親しんだこの身が日だまりで溶けるのを許さない『隠し事をしてました それが愛だと知っていました』そっと消えていった城の住人恐れた感情が込み上げました『隠し事をしてました 永遠の愛を望みました』与えられたのは永遠だけ初めて人のために吼えました「扉を開いて縋って 握って 笑って 紡いで愛せばよかったなぁ…」与えられた温もりの影が僕の孤独の城を許さない自分で枷をはめたこの身体永久に僕の終わりを許さない行き交う群衆に愛を蒔いて永久に涙を紡ぎ続けてまたあなたに会えるその日まで何千年先も待ち続ける