勇敢な嘘を並べた目指す場所から逃げ出さないように英雄と呼ばれるために君と僕はここで分かれたのだろう手を繋ぎ息した混沌に少し意地悪な神様は白黒のからだ作り上げて天地をそっとなぞって引き裂いた二色刷りの世界地図地球儀に張り付けてこの世界を廻しながら最終回をここで待っている勇敢な嘘作り上げ自分の居場所を誇示するように英雄と呼ばれる度に君は僕のこころ撃ち落とすのだろう組み込まれた善悪の基準互いに異なる信念は何時から僕に芽生えただろう何度自分に問いかけただろう何度時が巡っても旅路の果ては劇的に哀しくそして美しい神様好みの予定調和勇敢な嘘を固めた運命を総てなぞれるように英雄と呼ばれる彼に格好つけた言葉を笑いながら言う臆病な僕らのように自分の正義をただ盲目に英雄と呼ばれるがまま互いが主人公を名乗るんだ勇敢な大嘘吐きは自分の正義を誇示するように手を繋ぎ一つきりだった光に影を鮮やかに落していく