作词 : 田久保真見作曲 : 佐藤英敏深紅(あか)い満月 飲み干そうか漆黒(くろ)き 闇の宴何もかもが くだらぬ喜劇(おかし)すぎて 眩暈がこの身体は 蜘蛛の巣(すみか)はらり その身を投げ堕落の手で 穢して欲しいと泣いて 哀願(ねが)うのだもがくほどに絡む 糸を切れば 束縛乞うだろう惰性で続く 永遠よりも破滅する絶頂を 教えよう深い痛みほど 快楽に変わるお前は 無垢でいたいけな蝶さなぎから 羽化するように今淡いその衣 脱ぎ捨てるがいい雷で裂いた 天は亡骸(むくろ)枯れろ 地の果てまで何もかもが つまらぬ虚無(むな)しすぎて 嘲笑(わら)いが羅城門に 真白き蝶を熱い棘で 刺せば私だけの 標本朽ちた現世(せかい) 飾ろうかお前だけを望む 軽(かろ)き姿 悠久の陽炎正体のなき 真実よりも完璧な背徳を 教えよう支配されるほど 悦楽が満ちるお前は 純で残酷な蝶その羽根を 千切りすてて微笑(わら)う愛しい愚かさよ 抱き寄せるもいい惰性で続く 永遠よりも破滅する絶頂を 教えよう深い痛みほど 快楽に変わる全てはただ 滅びゆく運命(さだめ)瓦礫に宿る 夜露のような甘い涙へと 口づけるもいい