永久に消えぬ血の嘆き 死せぬ呪よ生き続ける虚しさを誰が 気付くというのだろう天神がたもう恵み 雨水に乞う大地に眠る彼の元へと 我が身誘い給え色鮮やかなる草花も 広大に広がる空さえも今となっては色褪せて唯の灰色の紙切れの如く瞳閉じれば微笑む君よ 貴方はどんな顔だったろう朽ちぬ身体というのに記憶は薄れ 滅び崩れて逝くのか忘らるる想いよ風に乗り 消え逝く前に彼の人の元潰えた道辿り着くまで 私のこの心届けておくれあれからどれほどの時流れたのか遂に腕を動かす事も適わぬようになったされど鼓動は鳴り止む事知らず この身を生かし続ける人ヒトリいぬこの地で 尚も生き続けろというのだろうか唯一動くこの唇で乞い唄を紡ぎ謳い奉る天神よ大地に眠る彼の元へと我が身を誘い給え忘らるる想いよ風に乗り 消え逝く前に彼の人の元この身は共には逝けぬとも 我が心だけでも届け給え